2021-09-01

#24 今、この時だからこそ「共助」を育む

コロナ禍での防災やネイバーフッドデザインの取り組み

新型コロナウイルスに罹患された皆様と、生活に多大な影響を受けられている皆様、また令和3年8月豪雨被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルスの感染拡大から1年6ヶ月が経過しました。今まで当たり前だった暮らしが一変し、「直接人と会って話すこと」「つながりや場をつくること」に制約が生じるようになりました。

しかしながらこのような状況下でも、大きな災害が再び起こる可能性も否定できません。

HITOTOWAはまちや暮らしの課題を、そこに暮らす人々の力でこそ解決できると信じ、「ともに助け合えるまちをつくる」というビジョンを掲げています。コロナ禍でも防災減災の動きを止めない、コロナ禍だからこそ防災減災を推進することが大切だと考えています。

現在、オンライン活用を促進し、地域や集合住宅のコミュニティ醸成とともに防災減災の推進を行なっています。オフライン(対面)で実施する場合には、新型コロナウィルスの感染リスクを総合的に評価し、しっかりと低減を図っています。

皆様と活動を共にしていけるよう、今回はわたしたちの取り組みの一端をお届けします。

安心できる繋がりをはぐくむ和ごころ防災

京阪電鉄不動産株式会社によるマンション防災プログラム「FINE BOX」の企画監修を実施しています。

マンション特有の不安要素に対し、居住者(管理組合)・デベロッパー・管理会社が共に手を取り合い、ささえる・そなえる・はぐくむのアクションを行うことで、災害後にマンション内避難生活が安心してできることを目指しています。

導入物件のマンションでは、防災アンケートでも共助の促進に前向きなご意見を多数頂き、今後はコロナ対策も徹底しながら、管理組合を中心に防災ルールづくりや防災イベントの実施、住民同士の交流促進を進めていく予定です。

FINE BOXについてはこちらをご覧ください。

・How we work関連記事
災害時におけるマンション特有の不安に寄り添う

手をとりあう、新しいマンション防災

よき避難者ワークショップ オンライン開催


これまで対面で行ってきた「よき避難者ワークショップ」をコロナ禍ではオンラインで実施しています。東日本大震災からの学びから「避難生活」をイメージし、有事の際に向けた準備に関する意識づけを行うことを目的としたワークショップです。対面での開催ではグループワークを実施し、参加者間の交流や気づきを大切にしてきましたが、オンライン開催ではブレイクアウトルームを活用しました。

初のオンライン開催となったリビオシティ・ルネ葛西では、「自宅から受講できるため、子供と一緒に参加しやすかった」「コロナ禍であっても有事に備えることは大切だと感じた」と感想が挙がりました。

★よき避難者ワークショップは、HITOTOWAが企画推進を行うCommunity Crossing Japan(通称CCJ)にて考案した防災減災を学ぶワークショップです。詳しくはこちら(CCJwebサイト)をご覧ください。

オンラインで育むマンション内のつながりづくり


三菱地所コミュニティ株式会社が管理するマンションにおいて、オンラインを活用したコミュニティイベントの企画運営を行なっています。昨今の新型コロナウイルスの感染被害から、マンション内でのコミュニケーションや顔を合わせる機会が減っている中、マンションにどんな方が住んでいるのか知っていただき、日頃からご挨拶ができるようなキッカケづくりの場を目指しています。

参加者の方からは、「コロナ禍で住民さんと交流ができていなかったので嬉しかった」「多くの方と交流ができたので、マンション内でお会いできることが楽しみです」と感想が挙がりました。

HITOTOWAは「ともに助け合えるまちをつくる」というビジョンのもと、いまだからこそできること、必要なことを皆様と共に進めてまいります。
(HITOTOWA INC. 広報 原田稜)

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人と和のために仕事をし、企業や市民とともに、都市の社会環境問題を解決します。 街の活性化も、地域の共助も、心地よく学び合える人と人のつながりから。つくりたいのは、会いたい人がいて、寄りたい場所がある街。そのための企画と仕組みづくり、伴走支援をしています。

http://hitotowa.jp/

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