2020-02-29

#4 個性の発揮と共助、HITOTOWAの組織風土

ひとりひとりの個性が発揮される舞台でありたい

HITOTOWAの荒です。今回は組織形態や働き方という点から「HITOTOWAらしさ」をお伝えしたいと思います。

まずメンバー構成ですが、2020年2月末時点で私と正社員があわせて13名。さらにエリアコミュニティ担当地域での拠点常駐や、プロジェクト単位で関わる業務委託やアルバイト、インターンなどの仲間を加えると、40名程度のチームになっています。

大きな組織ではないものの、ひとりひとりの個性から学び合いが起こり、向学心高く、人生に前向きな仲間がそろっています。私も日々、一緒に働けることをありがたく思っています。

そのなかでも今回は、HITOTOWAのセンターラインである正社員の「らしさ」についてご紹介します。

続々と走り出す、社員発のプロジェクト


「社員発案でさまざまなものが生まれている」
。これが、私の思うもっとも大きなHITOTOWAらしさです。

たとえば子育て支援や児童福祉分野に関する調査研究と事業評価/プログラム評価を行う『HITOTOWAこども総研』も、社員の発案をもとに生まれた新規事業です。これは社員の西郷民紗が子育てを取り巻く環境や社会構造を研究するなかで実行にいたったものです。クライアントからも高い評価をいただいています。

それ以外にも事業面では、新たな『マンション防災ワークショップ』や『サッカー防災「ディフェンス・アクション」』の開発などが社員発のプロジェクトとして挙げられます。広報面でも、本WEBサイトやこちらのコラム『How we work』、会社案内パンフレットなどは社員の提案をもとに作られてきました。

さらに働き方の面では、全社的なプロジェクト相談を行う全体会議『HITOTOWA NOW』、一緒に集まって作業を行う『HITOTOWA café』という場の設置、社内のコミュニケーションツール、さらには経費精算や労務管理のしくみにいたるまで、社員発のアイデアが活かされています。

このように、HITOTOWAではあらゆる面で社員発の活動が浸透しています。そしてその土台にあるのが、提案・相談が活発な文化だと考えています。

普段からひとりひとりがよく考え、よく動く組織

なぜこれほど提案・相談が活発なのか。その背景にはまず、それができる人を採用させてもらっているからということがあります。もともと個性と意思のあるメンバーが集まってくれているのは本当に頼もしいかぎりです。

また3ヵ月に一度は、私が全員と会ってじっくりと話す人事面談の機会を設けています。ここではなるべく公私にわたる悩みを聞きます。この面談については、今後もより精度を高めていきたいと考えているところです。

加えて、組織としての型があいまいなぶん、「提案できる余白」が大きいことも影響しているのかもしれません。HITOTOWAでは正社員でも基本的にリモートワークであり、誰がどこにいるのか管理していません。明確な決裁システムもなく、役職ごとの権限もあいまいです。かつては事業部や部署、役職などをしっかりとそろえ、数字目標を明確にしていくことも検討しましたが、あまりなじまないという結論でいます。

さらに、一般的にはプロジェクトチーム内で人事評価をすることが多いと思いますが、HITOTOWAでは人事評価のためのチームがありながら、プロジェクトではそれ以外の社員も含めた横断的なチームを組むことにしています。

その形もまた、社員からの提案によって作られてきたもの。以前は「リモートワークが基本だとどうしても軽い相談などがしづらくなる」という声がありましたが、常に複数のメンバーと関わることで、社内の共助が促進されるようになってきました。

仕事も人生も、ひとりひとり、みんなが幸せであってほしい

HITOTOWAのあるべき組織像とは何か。これを突き詰めていくと「ひとりひとりの個性が発揮されて、仕事も人生もみんな幸せであってほしい」のひとことに尽きると思いいたりました。

これまで少しずつ新しいメンバーが入ってきてくれて気づいたことは、だれかひとりいるのといないとのでは、まったく異なる組織になるということです。その中で私も、会社に人が合わせるのではなく、人が人に合わせて形づくられていくのが組織だと考えを改めました。

今でも、組織開発に成功しているかというとまだまだ道半ばです。業務量と人員体制のバランスは適切か、より働きやすい形はないのか、型があったほうが進めやすい仕事や関係もあるのではないか……。もっともっと探究しなければと思っています。

この5月からは、人事や組織開発を担当する役割を新たに設置します。また、社員全員が挙手制で、組織開発や総務といった管理系の協議担当とする予定です。

組織づくりについても常に社員と対話を重ねながら、全社的により個性の発揮と共助がしやすい環境をつくっていきたいと思います。

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人と和のために仕事をし、企業や市民とともに、都市の社会環境問題を解決します。 街の活性化も、地域の共助も、心地よく学び合える人と人のつながりから。つくりたいのは、会いたい人がいて、寄りたい場所がある街。そのための企画と仕組みづくり、伴走支援をしています。

http://hitotowa.jp/

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