2018-04-12

津波の避難について知っておきたいこと

突然ですが、、、

もし、たった今、大地震が発生し津波警報や避難指示が発令されたとしたら、どのように行動するでしょうか??

東日本大震災の津波の映像は多くの人の頭に残り、とにかく避難しないといけないことはわかっているものの「たった今」と言われるとなかなかイメージできない方も多いかもしれません。

焦って誤った避難行動を取らないためにも事前に知っておいた方がいい情報を含め、今回は津波発生時の避難行動について書いてみます。

 

ここ浜甲子園団地エリアがある西宮市からも、津波避難行動指針として様々な情報が提供されていますので見てみましょう。

西宮市では、震災から112分後に約1mの津波が来て、最高津波水位は3.7mとされています。

ハザードマップを見てみると、この浜甲子園団地エリアは「津波浸水想定区域」であり、「避難対象地域」となっています。海抜0.2mに位置しており、ハザードマップではエリア全体が高さ1.0~2.0m未満の津波により浸水することが想定されています。高さ0.3mの津波でも避難行動がとれなくなることから、津波が予想されるときは「避難する」という意識を強く持っておかないといけません。

 

では、こんな津波で犠牲者を出さないためにどのように避難すればいいのでしょうか??これについても西宮市から、わかりやすい図で大きく3つ示されています。

ここ浜甲子園団地エリアについては、マンション・団地は鉄筋コンクリード造ですので、基本的には3階以上に居る方は「自宅等待避」で自宅にいるのが良いということになりますね。

 

さて難しいのはここからです。

集合住宅の1階2階の方は??戸建の方は??スーパーでの買い物中は??通学中のこどもたちは??ウォーキング中のシニアは??

そこで「垂直避難」です。この場合のために西宮市は津波避難ビルを指定しています。浜甲子園団地エリアがある甲子園浜小学校区の津波避難ビルはこちら。

細かいところですが、ファインシティ甲子園はオートロックですが、震度5以上でオートロックが解除される仕組みになっているとのことで、近隣住民も避難することができます。

一方で、UR団地のなぎさ街はオートロックが解除される仕組みが入っていないため、津波避難ビルに指定されていません。もちろん、何かしらの方法で入ることができれば避難できますが。

 

今回は、浜甲子園団地エリアで事前に提供されている津波避難に関する情報を集めてみましたが参考になりましたでしょうか。西宮市のホームページから誰でも見ることができます。すべてはあくまで想定ですので、この情報を鵜呑みにせず、その状況に応じて柔軟に対応することが必要となります。

もしもの津波が来ても、一人も犠牲者を出さない浜甲子園団地エリアでいるために、日々の暮らしの中で、正しい情報をもとに避難方法についてイメージして家族で話し合っておきましょう。そのことが、いざというときに落ち着いて行動することに繋がるように思います。

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まちのね浜甲子園

まちのね浜甲子園

浜甲子園団地再生事業地域が「あたたかいつながり、ぬくもり、やさしさがある街」として続くためのお手伝いをする「一般社団法人 まちのね浜甲子園」。 街を守られてきている方々、そしてこれからこの地域で活動する方々と連携・協働を始めます。ここに住む皆さんも同じ街を守る仲間です。日々の暮らしの中で、ゆるやかなつながりを保つ街を一緒に築きましょう。

http://machinone-hamaco.org

浜甲子園団地再生事業地域が「あたたかいつながり、ぬくもり、やさしさがある街」として続くためのお手伝いをする「一般社団法人 まちのね浜甲子園」。 街を守られてきている方々、そしてこれからこの地域で活動する方々と連携・協働を始めます。ここに住む皆さんも同じ街を守る仲間です。日々の暮らしの中で、ゆるやかなつながりを保つ街を一緒に築きましょう。

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