2020-06-01

#12 オフラインでもオンラインでも、人と会う価値を信じる

はじめに

このたびの新型コロナウイルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

また、結果的に国内では感染爆発を免れることができ、医療従事者、インフラ、郵送宅配、行政等、生命や生活を支えていただいている皆様に、心より御礼申し上げます。

HITOTOWAでは、新型コロナウイルスの感染が懸念される状況を受け、従業員及び関係者の安全確保の観点から、3月下旬より在宅勤務を推進しておりました。新型コロナウイルスの第二波・第三波対策と、そのなかにおける経済・社会活動の推進のため、今後以下の対応を実施してまいります。関係各所にはご理解のほどお願い申し上げます。

(基本方針)

① オフラインとオンラインの両輪による事業活動
② エリアマネジメント・コミュニティ醸成拠点の段階的再開
③ 地域拠点パートナー・応援プロジェクトの継続実施
④ 社員の在宅・リモートワークの継続実施
⑤ 従業員及び関係者の「心身の健康」施策の継続実施


HITOTOWAは直に人と人が会う、話し合う、協働することの価値はとても重要であると考えています。そのため専門家等の指針を読み解き、新型コロナウィルスの感染リスクを低減した適切な対応ができるよう、提案・支援をしてまいります。

「ともに助け合える街をつくる」ために

HITOTOWAは街や暮らしの課題を、そこに暮らす人々の力でこそ解決できると信じ、「ともに助け合える街をつくる」というビジョンを掲げています。これまで特徴としていた共助のために「人と会って話すこと」「つながりや場をつくること」を、新型コロナウィルスの感染リスクを総合的に評価し、しっかりと低減しながら実施・支援していきます。

さらに「集まる場」のオンライン活用を促進し、地域や集合住宅といったコミュニティ醸成手法の最適化を実施・支援します。オンラインの特性を活かしながら、人がつながり、共に助け合えるコミュニティを醸成できるよう実践していきます。

■ フロール新川崎 役員総会のオンライン開催

今般の状況を受け、フロール新川崎役員総会をオンラインで行いました。参加した役員の方からは「家で子どもを見ながら参加しやすい」という声があがり、今後も継続してオンラインにて開催する見込みです。

■ フロール元住吉 オンライン守人(管理員)の実施


入居者用メインエントランス横の守人カウンターにiPadを設置し、通常時のような「いってらっしゃい」「おかえりなさい」などの声かけをはじめとした入居者対応を行なっております。HITOTOWA田中はフロール元住吉の「守人」として、となりの.の運営に加え、住居部分の管理業務を週5日担っています。在宅勤務期間中、電話やメールで対応を行なっていることに加えて、どうにか入居者のみなさんとコミュニケーションの機会を設けたいという思いからスタートいたしました。

■ 5/16(土)『自分でやる防災 研究・普及所』設立記念 佐野哲史さん×荒 昌史 オンライン対談


災害現場で復興支援を続けている佐野哲史氏による『自分でやる防災 研究・普及所』立ち上げを記念したトークセッションをオンラインで開催いたしました。

会の冒頭と後半ではアンケート機能を活用してご参加の36名からのご意見や反応を交えながら進行し、終始和やかな雰囲気で開催することができました。

■ 5/26(火)social football SESSION 「Jクラブの経営と新型コロナ」


social football SESSIONは、サッカーを通じた社会貢献の可能性を追求する、参加者同士の対話型勉強会として不定期で開催しております。今回はJリーグの再開と新型コロナの終息を祈願し、あらためてスポーツビジネスの経営と人材、そして共創・協働を考えることをテーマとしてzoomウェビナーにて開催いたしました。60名の定員を超えるお申し込みと好評をいただいた当日の様子はこちらよりご覧ください。

■ まちのね浜甲子園 インスタライブ


HAMACO:LIVINGのInstagramアカウントを活用し、スタッフが「工作ライブ配信」を行いました。拠点でこれまで毎月行っていた「子育ておしゃべり会」を開催ができない中、「自宅で子供と楽しく過ごすための『お助けコンテンツ』」となることを目指しました(ライブ配信についてのレポートはこちら)。

■ 開催告知:日中まちぐるみ防災会議 -エリアマネジメントと新型コロナ-


6/5(金)には中国よりまちづくり有識者を交えたオンラインセッションを行います。詳細はPeatixにて是非ご覧ください。

また、他の記事でも実践例を紹介しております。
#10 ネイバーフッドデザインによって新型コロナウイルスを乗り越える

拠点運営と応援プロジェクト「note」について

現在HITOTOWAがコミュニティ形成のための運営を行っている、全ての拠点にて段階的な開館措置を行なっていきます。密を徹底して避ける、そのための備品配置やレイアウト変更、開館時間の変更、スタッフの時差通勤などの感染予防策をまずは推進し、安心してご利用いただけるようにいたします。

政府・行政からの指針とともに、独自に作成した「新型コロナウィルス感染リスク チェックリスト」を活用し、総合的なリスク評価のもと、よりよい場となるよう慌てず丁寧に進めてまいります。

■ まちにわ ひばりが丘(拠点運営)


「集合住宅における新型コロナウイルス感染症対策 情報提供会」を行い、マンション組合理事の方々を交えて感染症における「共助」の形を考えました(開催レポートはこちら)。また、ロードマップを作成し、営業再開に向けて慎重に準備をしております。

(まちにわ ひばりが丘では休業期間中に、昨年末より構想があったキッチンカー誘致のプロジェクトをスタートし、周辺の方々からは「3食自宅で用意するのは大変なので助かる」「誰かが作ったものが恋しかった」などの反響をいただいております。)

■ noteについて

「応援プロジェクト」と題して立ち上げた、各地域や集合住宅に協働している素敵なパートナーを紹介するnoteは、今後も「人と和をつむぐ」という掲載名で継続的に更新していきます。ひとつのお店や一人ひとりの営みの素晴らしさを改めて学ぶ契機となりました。この機会にぜひご覧いただき、「ローカル・コミュニティ・共助」を形づくる人々の魅力を感じていただければ幸いです。

社員及び従業員について

3月下旬からの在宅勤務を徹底に関しまして、ご理解、ご協力いただきました多くの関係各所の皆様に御礼申し上げます。引き続き新型コロナウィルスのリスク状況を鑑みた安全安心の確保を行った上で、徐々に直にお会いする機会を増やせるようにしてまいります。

かねてより社員全員がリモートワークを行っていたこともあり、今後も在宅・リモートワークを推進し、オンライン活用による事業の最適化と質的向上、新たな機会の創出を行います。オンライン活用等について、関係各所に対する運用支援も実施していきます。

(基本方針)
① 在宅・リモートワークの推進
② オンライン会議の積極的な運用及び支援
③ 直にお会いする場合は密を避け、身体的距離を確保
④ 混雑しない時間帯での公共交通機関の利用
⑤ マスクの着用と手洗い・うがいの徹底(消毒液等の携行)
⑥ 体調不良時の積極的な休養措置
⑦ 心身のケアの推進

HITOTOWAではこの2ヶ月の間にて、多くの業務のオンライン化を進めることができました。また、組織体制の見直しを図り、事業基盤の整備を行いました。引き続き社員及び従業員の「心身の健康」を大切にしていきます。

「ともに助け合える街をつくる、社員が幸せな会社」

これが新しいHITOTOWAのビジョンです。オフラインとオンラインのよいところを活かして、人と和のために、力強く事業を推進してまいります。

(HITOTOWA INC. 代表取締役 荒 昌史)

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人と和のために仕事をし、企業や市民とともに、都市の社会環境問題を解決します。 街の活性化も、地域の共助も、心地よく学び合える人と人のつながりから。つくりたいのは、会いたい人がいて、寄りたい場所がある街。そのための企画と仕組みづくり、伴走支援をしています。

http://hitotowa.jp/

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