2022-09-17
2022-09-17
神奈川県横浜市栄区の新築マンションにて、「スポーツ防災サマーデイ」を開催しました。
マンションに暮らす方同士のコミュニティを育み、防災を楽しく学ぶことを目的に、サッカーやスポーツを体験しながら防災を学べるコンテンツを企画。ディフェンス・アクションアンバサダーを務める石川直宏さんが、ゲストとしてイベントに出演しました。
本イベントでは、マンション内にある広場や各スペースを利用し、防災スタンプラリーを実施。
マンション内に5ヶ所の防災ブースを設け、各ブースで防災の学びを得ることができたらスタンプを押していきます。
防災ブースのひとつ、備蓄品の確認ではディフェンス・アクションおなじみのパス・ストック(サッカーのパスをしながら、備蓄品の確認)。
石川さんにパスの技術も教えてもらいながら、参加者のみなさんそれぞれで備蓄品の確認を行いました。
マンション内にある防災設備をゲームを通じて楽しみながら学ぶ。いざというときに「防災について知っている」人が少しでも増えていくためには、気軽に参加できるきっかけが大事です。
そのきっかけづくりとして、パス・ストックの他にも以下の内容を実施しました。
◎マンホールトイレの確認
◎災害時の連絡手段の確認
◎防災に関するクイズに回答しながら、輪投げ
◎かまどベンチの確認
そして、今回のイベントの目玉は石川直宏さんのトークイベント。石川さんがプロサッカー選手になるまでのお話や、現役時代のプレー、日本代表に選出されたときのエピソードをお話していただきました。
住民のみなさんからも、
「昔からドリブルが上手だったんですか?」
「プロになるために、どのようなことを意識していましたか?」
といった、サッカーの質問をいただきました。
石川さんからは、
「プロになる前からドリブルは得意でした。ただ高校生になるまでは、身体が小さくてどうやったら得意なプレーを表現できるか考えていました。」
「このままでは、プロになれない。と当時の監督に言われたこともあったんですが・・・。そんなのやってみないとわからない!という気持ちで、試合に出れたときに活躍してやるという気持ちを常に持っていましたね。」
と、当時どのような気持ち・考えでプレーをしていたのかお話ししていただきました。
また、石川さんが取り組んでいる「防災」のお話からは、「サッカーなどのチームスポーツ同様、マンション内で日頃から顔見知りの方をたくさん作っておくことで、災害が発生したときに周りを助ける・助けてもらうことができる。」といったコメントが。防災とチームスポーツで大切なことは同じですね。
今回のイベントでは、スポーツやゲームと防災を組み合わせることによって、子どもから大人まで楽しく防災のことを知り、体験する機会をつくることができました。
参加した方からも、
「マンションの住民さんと交流することができて、知り合いが増えました」
「このイベントに参加したことによって、備蓄品を見直そうと思いました」
「防災はなかなか取り組めていなかったけど、子どもも楽しく参加できてよかったです」
と言った感想をいただきました。
防災は何をしたら良いかわからない。取り組むことがなかなかできない。という声が多く聞かれますが、スポーツやサッカーを掛け合わせて取り組むことによって、楽しく防災を学ぶことができ、一歩踏み出すキッカケになると考えています。そして、防災は日常から、周りに住む人たちと顔の見える関係性やいざというときに助け合えるつながりを作っておくことが大切です。
今後もsocial football COLOは、スポーツの力をつかって、防災や社会課題解決の取り組みを行なっていきます。
本イベントへご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
HITOTOWAの声